映画学メモ
日本ではまだイマイチ馴染みの薄い「映画学」なるものを、イギリスの大学から実際の映画学の授業に沿うかたちで紹介していきたいと思います。まー気楽にいきましょう。
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映像の原初  === リュミエール兄弟の映像たち
久方ぶりの更新であります。気がついたらもう九月も半ばを過ぎ、10月の初めには大学へ戻らなければいけないもんで、色々パタパタとしておりました。

大学へ戻ればこのBlogも本格稼動です。

さて、その本格稼動をしてからこのBlogのメインコンテンツとなる、映画学一年生向けのコース「映画学入門」。その第一回目のお題はやはり過去のエントリー「映画はどこからやってきたんだろーか」でも取り上げた映画の創始者リュミエール兄弟の映画(映像)たちなわけですが、これってフツーのビデオ屋とかにもなさそうだし、なかなか見ていただく機会がねーんじゃねーかな、とちょっと困っておりましたら、ネット上にありました。
フランスのサイトInstitut Lumiereの中、Videos→Première séanceにリュミエール兄弟の映像が見れる状態で置いてありました。映画学入門の第1回は、これらの映像たちを芯に展開していくと思いますので、興味のある方はぜひご覧になってください。個人的にも、三年前に初めて「映画学入門」をとった際に見なかった映像なんかが入っていて面白かったですね。

ちょっと注目していただきたいのは、この中の最初の映像と、6番目の映像との違いです。最初の映像は、これも演技をつけているのかも知れませんが(みんなカメラ見てないですしね)、少なくとも趣向としてはドキュメンタリーです。これはリュミエール兄弟の自分の工場なのですが、そこから出てくる労働者たちを、ただ撮った、という内容の映像ですね。でも6番目の映像は違います。とても荒っぽいけど、ストーリーがちゃんとある。最初の映像のように、何かをそのまま見せようとしたものではなく、作られたストーリーを見せようとしたものなんですね。

映像というものが誕生した当初から、もう映画的な、物語的な要素があった、というのはなかなか興味深いですよね。




それと、もやさんからコメント欄に頂いた質問をもとに、この前のエントリー「カリガリ博士と表現主義」を補足しました。お時間のある方はどうぞ。
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コメント
この記事へのコメント
リュミエール関係のリンクが切れてるようですね?おー久しぶりに見て見たいと思ったのですが、残念。。。

ドキュメンタリーとはいえ、やはり媒体を通した時点で現実世界とは切り離されて操作・歪曲されたものになりますよね。ただ最初から「見世物」としてカメラの前で何かをやらせるところから始まったエジソン的発想とそこにあるものを映すところから始める思考の違いというのはある意味着目点ですよね。そして、映画・映像が時間というものを持つ限り(「始まりと終わり」という概念も発生しますし)、どういう様態であれ、物語的要素を排除しえないということなのでしょうね。

こちらも、同居人の入れ替え等でバタバタしてますが、そちらもスムーズな渡英になるといいですね~。
2005/09/22(木) 10:23:30 | URL | Depper #hJZqYFTY[ 編集]
>Depperさん
Depperさんこんにちは。

リュミエールのリンクですが、今しがた僕がクリックした際には問題なく見れましたので、Quick Timeの方の問題ではないかと思うのですがどうでしょうか?「Q」の文字が破れた状態で表示されたりしませんでしょうか?恐らくQuick Timeを最新版にアップデートすれば見ることができると思います。

他のみなさんは見れてますかー?

そしてコメントでおっしゃっていたように、エジソン的「見世物」としての映像と「ドキュメンタリー」という志向(もちろん完全なドキュメンタリーなどではなく)との違いが映像というものが誕生した当初からあった、というところですよね。もっと色々調べてみたいところであります。

渡英に関してはまだ準備が結構できてなくて今更パタパタしています。。まぁ初めてではないので何とかなってしまう・・・といいな。

2005/09/23(金) 03:54:09 | URL | タカ@映画学メモ #6SWgxDAM[ 編集]
お久しぶり。大学に戻ったら、いろいろ映画を借りて観たいなぁ、と思いますわ、このブログ読んでいると。

で、いつ日本出発?あたし30日発ヴァージンエアなんですが。
2005/09/23(金) 13:59:10 | URL | pinoura #1FBKC2Is[ 編集]
>pinouraさん
おひさ。

読んでると映画見たくなる、なんて言われると嬉しいね。どうもありがとう。大学では図書館で映画見れますよー。

俺は2日に出発であります。
2005/09/24(土) 03:23:49 | URL | タカ@映画学メモ #6SWgxDAM[ 編集]
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