映画学メモ
日本ではまだイマイチ馴染みの薄い「映画学」なるものを、イギリスの大学から実際の映画学の授業に沿うかたちで紹介していきたいと思います。まー気楽にいきましょう。
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映画はどこから来たんだろーか その壱
とりあえずこのブログの一番基礎となる部分の説明は前回のエントリーまででなんとか終わりましたので(これからもちょこちょこ足して行くと思いますが)、これから10月の本格稼動までは、映画学については映画学のさわりとか参考になるような文章を少しずつ書いていきたいと思います。

今回は、「映画はどこから来たんだろーか」。多分三回くらいに分けてお送りします。



映画は1895年にフランスのリュミエール兄弟によって発明されました。
lumiere_kyodai.jpg
この人たちですね。なんかパッと見すっごい仲良し兄弟。誕生が1895年なんで、今年で映画は110歳になるわけです。ちなみに、実はあの発明王エジソンも同時期に映画の発明に取り組んでいて、絵が動く装置をリュミエール兄弟よりも少し前に発明してはいるんですが、それは箱を覗き込んでそん中で映画が流れてる、みたいな感じだったので、今の映画の直接の先祖とは見なされず、一般的にはリュミエール兄弟が映画の発明者ってことになってます。

今でこそ僕らはテレビやパソコンなんかもある中で、世の中に溢れ返っている映像メディアの一つとしてフツーに映画を見るわけですが、発明当時の映画は史上初の映像(動画)メディアだったわけですから、発明当初の衝撃といったらそりゃすごかったわけです。

リュミエール兄弟が撮った映画の有名なものに、ただ駅に機関車が入ってくるだけ、ってのがあります。
653train.jpg
これ↑ですね。今だったら何でもない映像ですが、これを見て当時の観客はホントに電車が来ると思って慌てて逃げ出したって話ですから、やっぱり全く新しいものだったんでしょうね。
nigemadou_huransujin.jpg
もうこんな勢い↑ですよ。多分。やっぱりそこらへん余りにも映像に慣れすぎた僕らにはほとんど理解できない感覚なわけです。でも、それでも初期の映画を作り上げていったエネルギーってのはそういった衝撃や好奇心、感動といったものたちですから、当時の人たちが映画をどのように見たのかを知るために、彼らがどういった社会に生きていたのか、彼らにとって「テクノロジー」とは何だったのか、そして当事のヨーロッパがどのような思想上の転換点にあったのか、といった辺りをちょっと考えてみるのは「映画の誕生」という現象、ひいては映画自体を理解するために、なかなか大事なことなんじゃないかなーと思います。

では、「その弐」へつづきます
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コメント
この記事へのコメント
初めまして。
Untiteled#001の管理人のyoniと申します。
ブログの訪問履歴から来ました。
遊びに来て頂いて有難うございます。
映画学という学問があることすら知らなかったのですが、面白そうですねー。
10月からの本格稼動が楽しみです。
よかったらリンク&サイト紹介させてください。
宜しくお願いします。
2005/08/30(火) 07:11:24 | URL | yoni #-[ 編集]
[斜体]機関車の映像に逃げ出すかぁ。んー想像付かない…それだけ臨場感アリアリだったのですねー。今の3Dシュミレーションのような感覚でしょうか。メガネかけるやつ。

人工的にモノが生まれるとき、そこには何らかの意味や理由があるでしょう。自分が生きている社会で、最近よく身の回りにあるもので当たり前だと思っていることやモノの存在を疑ってかかるってことしてます。疑うっていうか根底・起源を知るのに分解するみたいな。

%0
2005/08/30(火) 12:46:03 | URL | 3分間スピーチ実習生。 #-[ 編集]
追記。
何か変に途中で切れました。
とにかく言いたかったのは、映画の根底・起源を知りたいってことです。なんで、それがそこにあるのか…なんで映画がそこにあるのか…なんででしょう…。
2005/08/30(火) 12:49:41 | URL | いつも題名忘れる実習生。追記。 #-[ 編集]
ありがとうございます!
>yoniさん
はじめまして。コメントありがとうございました。yoniさんのサイトにはHugo Strikes Back!さんからのリンク辿って初めてお邪魔しまして、ブログを始める前からちょくちょく遊びに行っていました。リンク&紹介は大歓迎です!

このブログもちょうどリンク集を作成中だったのですが、yoniさんのUntitled#001をリンク集に加えさせていただいても構いませんでしょうか?

よろしくお願いします。
2005/08/30(火) 15:35:49 | URL | タカ #-[ 編集]
お久しぶり。
おもしろい。

映画を始めてみた人が電車が来ると思って逃げるって、何かの感覚ににてるねー。

読んだ時に”あーわかるわかる。なるほど、あの感覚ねー。”

って何の感覚と似てるのか思いだせんくらいやけど。
2005/08/30(火) 15:37:13 | URL | seiko #-[ 編集]
>実習生
面白いコメントありがとね。そうだねーやっぱり映画みたいなメディアが生まれるってのは、偶然の要素がそこにあったとしても、大きな流れの中だとなんかの必然があるわけだよね。

次回からはそこらへん、当時のヨーロッパの状況とかと照らし合わせつつ書いてみる予定だよ。

あと「そこにあるものを疑ってかかり、分解を試みる」ってのは映画学をやってみる時は、なかなか大切なことなんだよね。映画って、見てる人がスクリーンに写っているものに同一化するのが基盤になってるから、そこで一歩引いて疑ってみると、映画がそこで何をしたいのか、何を語りかけたいのかが見えてきたり。もちろんそればっかりだと映画楽しめなくなるからダメなんだけどさ。
2005/08/30(火) 15:41:00 | URL | タカ #-[ 編集]
おーお久しぶり
>seiko

コメントありがとう。ちょくちょく遊びに来てね。映画の電車が本物だと思って逃げる感覚、これってちょっと不思議だよね。19世紀末の人たちも、いくら映画初めて見るっつったって、そこが壁なのはわかってるわけじゃん。だから電車が突然出て来るわけはないんだけど、でも電車はある。本物に見える。ありえないことがリアリティをもって迫る、夢の中のような、子供の頃のような感じかなー?
2005/08/30(火) 16:09:53 | URL | タカ #-[ 編集]
門前小僧
承諾いただく前に紹介しちゃいましたー。
わざわざお返事有難うございました。
ウチへのリンク大感激です。
どうぞ宜しくお願いします。
ちなみに私映画館の前の方の席に座ると
前からなんか飛んでくるシーンで
無意識に肩をすくめてしまいます。
前近代的人間なのか?!
2005/08/31(水) 00:46:09 | URL | yoni #-[ 編集]
>yoniさん
紹介いただいてホントにありがとうございました。今のところアクセス解析など見てみると、訪問者ほとんどyoniさんのブログからですよ!

いやーでもやっぱり映画の迫力ってのは勿論僕らにだって感じるわけですから、肩をすくめたり、ってことはあると思いますよー。ホラー映画で目をつぶったりする人がいたり、感動系の映画で泣く人もいるわけじゃないですか。そのうち詳しく書くと思いますが、そういうある種の「同一化」って映画の基礎ですから、やっぱ機関車のシーンで劇場から逃げ出されると困るわけですが、適度に必要なものなんでしょうね。
2005/08/31(水) 04:50:17 | URL | タカ #6SWgxDAM[ 編集]
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